幸福の匙加減 (パラレル)
※ バーナビー15くらい、キース25くらいのパラレル兎+空※ 続編を書き下ろして2012-08-19に本を出しました。(続編未再掲) バーナビーはこの家で最も早くに起きる。 重い頭を片手で押さえな
※ バーナビー15くらい、キース25くらいのパラレル兎+空※ 続編を書き下ろして2012-08-19に本を出しました。(続編未再掲) バーナビーはこの家で最も早くに起きる。 重い頭を片手で押さえな
目の前には恒星があった。それは遊星にとって、何かとてつもなく大きな発見に思われた。 「あれ」「なんだ、ブルーノ」「遊星、ひょっとして髪切った?」 ゼミの研究室に入るなりブルーノに声をかけられた。そ
休日になればアルバイトに出かける遊星だが、今日は珍しく暦通りの休みだ。新聞配達だけが今日の予定らしい予定だった。それも6時前には終わってしまい、秋の夜が残した湿って冷たい空気とすれ違いながら家路につ
同じ階の住人というだけで、特に何かがあったわけではなかった。それでも顔を覚えていたのは、店の常連客であるジャックの同居人の一人だからだ。シャンプーの時に聞く愚痴に交じった名前は遊星。無愛想で、無口で
白々しいチャイムの音を聞きながらルーズリーフをファイルに綴じる。広々とした講義室に詰まっていた人間がこぞって出口へと雪崩ていった。昼休みに入った途端、校内にある食堂や購買は人で溢れかえるのだ。一刻も
「豪炎寺」「……うん?」 車の後部座席で窓の外を眺めていた円堂は、ふと隣に座る豪炎寺の名を小さな声で呼んだ。豪炎寺は手元の写真から目を上げて円堂を見遣る。 「いい匂いがする」 円堂の声量は低いまま
※ 中華パロ 今日は曇天なのだが往来には人の姿が絶えない。大通りともなれば、胡同や郊外に暮らす人々が物を売りに出て集まってくるのだ。どこもかしこも祭りのように賑やかで、麻花の売り込みをしている女性の
※行き過ぎた兄弟愛がだめそうなら注意してください。※表海に成り得ない表海です。薄暗いです。 あれは何の帰りだっただろう。 ともかく、歩き疲れた幼い遊戯は、もう歩きたくないとその場にへたり込んでしま
荷札にあるのは宛先だけ、差出人は空欄。荷物はかなり大きくて、味気ないダンボール。持ち上げてみると軽いけれど、何が入っているのかまったく分からない。 ――さて、あなたならどうする? とりあえず開け
※ 原作が学生なのに学パロというトンデモ設定 カンカン、カンカンと、わざとらしくやかましいその音が、やはり遊戯も真っ先に気になったらしい。部屋に入るなり室内に視線をさまよわせ、それから意外な光景に目
ご不便をおかけしますが、コピー保護を行っています。