テーブル宇宙
※ 2016-04-10発行 円豪アンソロジー「いっぱい食べる君が好き!」に参加したものの再録です。 黒くてちょっと扱いづらい長さの箸がすっと伸びて、餃子の羽根をパリパリと切り込む。円堂なんか、ちょ
イナズマイレブン:円+豪(+鬼)
2010/04/14 – 2011/03/07
※ 2015-08-30発行 円&豪アンソロジー「TROPHY」に参加したものの再録です。 「じゃあまた明日な!」 ジッ、とファスナーを勢い良く滑らせ、円堂はエナメルバッグを持ち上げた。それは既に薄
※ Pixiv掲載: https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=406599 「うーん……サッカー……サッカー……これもサッカー……!」 先ほどから円堂の唸り声
なんだか最近目が合う、ということに気がついたのは授業中だった。普段だったら放課後の部活のことを考えているか、寝ているかのどちらかなのだが、秋の大会が終われば3年生は部活を卒業だ。それでも円堂は勉強そ
「豪炎寺!」「円堂」 足音に振り返れば、両手をパーカーのポケットに突っ込んだ豪炎寺が鉄塔広場の階段を上がって来るところだった。鉄塔広場でタイヤに向かい合うのは、基本一人の特訓だ。それを不満に思うこと
「よぉし!終わったー!部活だー!サッカーだあー!」 先生が教室を出てきっかり10秒。円堂は笑顔で伸びをしている。毎日の風景に驚くクラスメイトなど最早一人も居らず、和やかな目が円堂に送られていた。木野
うそつきも休日 昔から嘘は下手くそだ。嘘をつこうとしてもどうしてだかすぐにバレてしまう。だけど嘘だってサッカーみたいに、何度も何度も重ねていけば少しは上達するものらしい。今まではそんなこと、しようと
さくさくと砂の上を歩いている。 遠くの証明が照らすライオコット島の砂浜は、夜の闇に浮かび上がって不健康な色をしている。日本とは違う澄んだ空気が、何億光年先にある星や月の光をそっくり地上に通している
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