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足元の恋人(ブレイク)



「よぉし!終わったー!部活だー!サッカーだあー!」

 先生が教室を出てきっかり10秒。円堂は笑顔で伸びをしている。毎日の風景に驚くクラスメイトなど最早一人も居らず、和やかな目が円堂に送られていた。木野がその代表になって呆れ笑いで小言を漏らしても、サッカーを前にした円堂の耳には全く入らない。用意もそこそこの木野の背を押してさっさと部室へ連れて行こうとさえしている。

「豪炎寺も早く来いよ!」
「ああ」

 毎度のことなのだが、やっぱり豪炎寺も笑みを漏らしてしまう。押し出されて困っている木野のバッグを手に取ってやって円堂の後を追った。3人であれこれ練習について相談していると、靴箱で数人が団子になって固まっているのに出くわす。よく見れば、みんな見知っている顔だ。

「どうしたの?」
「部活行こうぜ部活!」

 風丸を中央にしてその靴箱を覗き込んでいるのは半田と松野、こちらも同じクラスの3人組だ。一斉にこちらを振り返っている。

「いやー、なかなか珍しいもの見つけちゃってさ」
「珍しいってわけでもないだろ」
「はー……、やっぱ風丸は違うよなあ!」
「……どういう意味だよ」

 話を聞いていてもちっとも意味が分からない。豪炎寺は円堂や木野と顔を見合わせてから一緒になって風丸の靴箱へ近づいた。覗き込むと、使い古されたスニーカーの上に淡い桜色の封筒が乗っかっている。

「これって……」
「ラブレターね!」

 さすがと言うべきか、木野の反応が一番早い。大勢に注目されると気まずいのか、封筒の表裏を軽く確認した風丸は素早くそれをバッグに納めた。中身を見せろとせがむ松野には手厳しい渋面だ。出してきた人に失礼だろ、ラブレターに限らず正論である。

「でも今時、まだこんなことする子もいるんだね」
「こんなことってこともないよ。直接言うんじゃうまく言葉にできないし、でも自分の気持ちってことはちゃんと伝えたいもん。気持ち、分かるなあ」

 メールじゃちょっと物足りないかな、照れ笑いを浮かべている木野の頬が若干赤い。女子にそこまで語られると男子陣には他に言うべき言葉は見つからなかった。沈黙が風丸に集まり、誰からなんだという無言の圧迫になっていくけれど、もちろん答えは無い。だがその空気に完全に耐えることはできなかったらしく、風丸は苦し紛れに知らない子だよ、とだけ白状した。それ以上聞き出すのはさすがに気が引ける。6人ぞろぞろと歩き出した。

「でもオレ、本物のラブレターなんて見たのこれが初めてだぞ?」
「それは半田だからでしょ」
「なんだよー!」
「豪炎寺なんかは転校生だし、目立つから風丸みたいにいっぱいもらうんじゃないの?」

 えっ、と声が出たはずだが、何故か全く同じタイモングで同じ音を吐き出した円堂の声の方が大きいので、ひょっとしたら声を出すのに失敗していたかもしれない。円堂も豪炎寺のように慣れない会話に追いつけていなかったから、突然話が振られたことにも一緒に驚いてしまったのだろう。

「……オレはそういうの受け取ったことない」
「嘘だあ」
「ほら、オレだけじゃないだろ!」
「ちょっと近寄りがたいところがあるのかもな」

 オレはそう思わないけどよそから見たらな、風丸が抜かり無く付け加えるが、豪炎寺としては特別返す言葉も思いつかない。ここで礼を言うのも変だ。

「あーあ、ラブレターかあ。正直なところ一回くらいはもらってみたいな」
「半田には一生無理じゃないの?」
「からかうなよマックス!」
「からかってないよ、本当のこと言っただけ」
「まあまあ二人とも、早く部活行こうぜ!」

 豪炎寺以上に話題に置き去りにされている感があった円堂が、気を取り直すように今度は半田の背を押した。素直に押し出されながらも、半田が円堂を振り返る。

「円堂もやっぱり一度くらいもらってみたいだろ?ラブレター!」
「えっ?」

 今度は円堂の驚きに木野が重なってきている。確かに豪炎寺も少し驚いた。最初から円堂をそういう経験の無さそうな奴、と決めつけている半田に疑問を抱かないくらいには、円堂にはサッカーのイメージしか無い。

「うーん、うん……?まあ、もらえたら嬉しいんじゃないか?よく分かんないけどさ」

 円堂らしい答えが締めとなって話題が変わる。部室はすぐそこだ。自然、考えることはサッカーだけになっていく。それは円堂だけじゃなく、この部の誰もがそうだ。

 ただ、豪炎寺は、少しだけ違うことを考えていた。

「おはよう」

 声をかけたが、珍しく返事がない。いつもであれば下駄箱中に響きわたるんじゃないかというくらい大きな挨拶が返ってくるというのに、今日の円堂はびくりと肩を跳ねさせただけだ。その横顔の向こうからひょい、とこれまた見知った顔が現れた。

「おはよう、豪炎寺」
「鬼道も居たか、おはよう。どうしたんだ?」
「非常事態だな」
「非常事態?」

 バカ力で靴箱が壊れた、ぐらいでは非常事態とは言わないだろうな。そう考えながら豪炎寺が近寄ろうとすると、円堂が素早く片手を上げた。ストップ、と言いたいらしい。

「オレが見ちゃ困るのか?」
「いや、そう……そういうんじゃないけど……」
「ならいいだろ」
「あっ」

 円堂の靴箱をひょいと覗き込んだ。つい先日の風丸の時と全く同じ体勢だ。そしてそこで待ち構えていたのも、全く同じものだった。いや今度は淡い緑の封筒が上履きの上に乗っているという違いはある。が、それは間違いなく。

「……ラブレター、というやつか」

 鬼道が重々しく唸った。延長戦後半14分半で勝ち越された時でも絶対見せないような顔で、円堂は鬼道と豪炎寺の顔を順番に窺っている。むしろそういう状況の方が円堂にとっては得意と言えるだろう。あからさまに困っている。

「……もらえたら嬉しいんじゃなかったのか?」
「いや!だって!これ、本物……!?」
「名前は無いようだな。開けて見たらどうだ」
「そ……そうだよな……」

 円堂はふん、と気合を入れて手を伸ばした。靴箱にワニでも潜んでいるのかと質問したくなる慎重さだ。ちょっとおかしいが、笑いはこらえておく。円堂は至って真剣だ。封筒に手をかけようとして、はっと鬼道に目を戻した。

「鬼道!」
「なんだ。ああ、安心しろ。中身まで見ようって気は無いからな。なあ、豪炎寺」
「ああ。行くか」
「ちょちょちょ、ちょっと待て!豪炎寺はこういうのもらったことないって言ってたけど、鬼道はどうなんだ?」
「……オレ?がどうした」
「だから、鬼道はラブレターもらったことないのか?」

 円堂の視線が縋るようだ。恐らく経験者に知恵を与りたいと考えているのだろう。まず開けてからそういうことを考えろよ、豪炎寺はそう思うが、よっぽど動転しているらしい。

「……無いぞ」
「無いのか!?でも帝国ですっげー尊敬されてたし……こっちでだって転校生だし目立つよな!?」
「そうでもない。それに、目立つこととラブレターに何か関係があるのか?」
「た、確かに……何の関係があるんだろ……」

 完全に松野の受け売りの円堂は、最早攻撃の手を尽くしていた。そして人の増えてきた下駄箱に急かされるように歩き出す。観念して中身を確認するのかと思いきや、そのままカバンにしまい込んでいる。

「家に帰って見るのか。確かにここじゃ落ち着かないだろうからな」
「いや違う!オレは、こういうのって全然分かんないんだ」
「それはまあ」
「言われなくてもよく分かるな」
「だから!詳しい奴に聞いてみるのがいいんじゃないか!?こういう手紙ってもしかしてすごい決まりがあるかもしれないだろ!」
「決まりって……封筒から出して読んで返事するだけじゃないのか」
「普通の手紙と違わないな」

 一瞬ぐっと言葉に詰まった円堂は、お前らだってもらったことないんだろと声を大きくしている。もしここに円堂に好意を寄せて手紙を送った張本人が存在していれば大層気まずいことだろう。

「そもそも詳しい奴って誰だ」
「えっ!?そ、それは……」

 遠くの方で予鈴が鳴る。ひとまず本鈴までには教室へと、3人揃って大股を踏み出した。

「ラ、ラブレターですかあ!?」
「しっ、しー!」
「ごめんなさいっ!」

 朝あれだけ騒いでおいて今更静かにする意味は無い気もしたが、音無の言葉で昼休みの廊下中の注目を集めてしまったことも確かだ。ただでさえ一年生の教室の前にたむろしているせいで悪目立ちしている。きょろきょろと辺りを見回してから、音無は声を低くした。

「もらっちゃったんですか、キャプテン!」
「うん……」
「誰からなんですか!?」
「……それが……」
「まだ中身も見てないんだ、こいつは」
「それじゃ何も分からないじゃないですか!封筒から出して読んで返事しなきゃ!」
「だよな」
「それしかないな」

 音無が繰り返す正論を豪炎寺と鬼道が追いかけると、円堂はううーんと呻く。決断にはあまり迷うことのない奴だ。音無は物珍しげにそれを見上げている。

「知らない人からもらって、私にその子がどんなカンジか聞きたいのかと思いましたけど……」
「とにかく、こういうのどうしたらいいか分からなくってさ……」

 実際に体験している様を目撃したのだから、風丸に話を持っていくのが最も手っとり早そうだったが、風丸のクラスにはその時一緒に居た半田や松野も居る。先日の今日で、なんとなく話しづらい気持ちは豪炎寺にも分かった。頼りの木野は昼休みになった途端委員会だ。

「だったら、まず豪炎寺センパイに聞けばよかったのに……」
「いや、豪炎寺もこういうのはもらったことないってさ」
「え?でも、センパイ、この前3年生のセンパイに呼び出されて……」
「……音無」

 あっそう言えば内緒でした、なんてのんびり呟いている音無の頭を小突くと、嬉しそうに笑われて呆れる。別にやましいことがあるわけでもないが、話がややこしくなるから避けて通っていたというのに。

「3年の先輩に呼び出されて!?なんだよ!?お前嘘ついたのか!?」
「受け取る前に断ってるんだから、受け取ったことはない。嘘はついてないだろ」
「ひゃー、やっぱりセンパイモテるんですねえ……」
「別に、そんなにしょっちゅうあるわけじゃない」

 その時だって、どうしていいか分からずに居たところを、音無のさり気ない助け舟のおかげで渡りきったのだ。恩人ではあるが、あまり適当なことを言われても困る。

「音無、お前だって鬼道の、」
「あー!」
「……オレがどうした?」

 ちょっとした仕返しは、音無に口を塞がれたおかげでシュートコースが逸れてしまった。音無の目が「謝りますから!」と如実に訴えてくるので、黙っていてやることにする。

「……お前たち、仲が良いんだな」

 鬼道の目は怪訝げ且つ複雑そうだ。なんだか妙な誤解を与えていそうな予感がする。しかし予感がするだけなのでどんな弁解をすればいいのか分からない。事情を追求されそうな雰囲気に焦った音無が右手をさっと挙げた。

「はい!キャプテン!」
「んっ?なんだ?」
「私、いいこと思いついちゃいました!」

 何か言いたげな鬼道を抑えるようにして、音無が夏未の名前を挙げた。きっと美人の夏未さんならモテるでしょうからそういう人にこそ聞きましょう!ということらしい。釈然としない様子の鬼道の腕を音無が無理やり引っ張る。それで話が終わったことになってしまうのが、外から見ていても微笑ましい。その後を追うように歩き出すと、隣に円堂が並んでくる。そう言えば円堂は珍しいことにさっきから黙り通しだ。

「豪炎寺」
「うん?」
「あのさ、」
「うん」
「……やっぱりいいや」
「変な奴」

 へへ、円堂が困ったように笑った。そんなに困ることなんて何もないのに。

「ら、……何ですって?」
「だから、キャプテンがもらったんです!ラブレター!」

 理事長室でパソコンを前にしていた雷門夏未が、目を最大限に開いて驚きを露にしている。確かに豪炎寺も円堂とラブレターという組み合わせはあまりイメージできないが、そこまで驚くところだろうか。その反応に何か思うところがあるらしく、音無が腕を組んで小さく唸っている。その姿は少しだけ鬼道に似ていた。

「いやー、その……どうしていいか、分かんなくってさ」

 こういうことで話の焦点に持ってこられるのはさすがに気後れするのだろう。円堂は恥ずかしそうだ。それを聞いた夏未は目が覚めたように何度か瞬きをして、怒りを滲ませつつ呆れ気味に口を開いた。

「知らないわよそんなの、なんで私に……」
「えっと、私が提案したんです。キャプテンこういうの初めてだから困ってるみたいで……夏未さんなら、きっとモテモテでしょうし!」
「そう……初めて、なのね……」

 考えるように口元に手を添えた夏未に音無が声をかけると、不自然に慌てて、取り繕うように姿勢を正している。何か言いたげな目でしばらく円堂を見つめていたが、円堂が戸惑いしか返せないのを見かねたらしい。

「……自分の答えがどうでも、相手の気持ちを大事にしていれば間違いなんてないわよ。そんなの、ラブレターに限ったことじゃないわ」

 このラブレターの旅で聞く初めての建設的な提案に円堂たちと感心の声を上げるが、それを受ける夏未は少し不機嫌そうだ。鬼道と目が合ったので小さく頷く。やはり女子は難しい。

「答えたくないなら言う必要は無いけれど……その、誰からなの?」

 そうだよな、などとブツブツ呟いている円堂に、夏未は少しだけ身を乗り出した。既に事情を知っている面々は呆れた顔しかできないが。夏未もすぐそれに加わることとなった。

「そんなの、話にもならないでしょう!?封筒から出して読んで返事をするの!」
「だよな」
「それ以外に言うこともなんて無いな」
「ですよねえ……」
「まったく……揃って来るから何の相談かと思ったら……」

 疲れたように頬杖をついた夏未がふと、突然の来訪者たちを凝視している。意味が分からず目を交し合う。

「……木野さんには相談したの?」
「いや……相談しようとしたんだけど、委員会でさ」
「それならもう終わる頃でしょう、教室に戻ってるかもしれないわね」

 言うなり、夏未が立ち上がった。なるほど、やはりここは一番身近な木野の意見も聞いておくべきだろうと言うことか。風丸の時も、男子では分かりえない気持ちを、恥ずかしがりながらも話してくれた。しかし夏未も付いてくる気らしい。何故か慌てる音無を目だけで黙らせている。さすがだ。それにしても、朝の話が随分大所帯になったものだ。

「考えてみれば何も私たちに聞かなくたって……豪炎寺くんや鬼道くんはただの付き添いなの?よく噂を聞くわよ」
「噂?何のだ。そういうものは大抵本人の知らないところで勝手に作られるものだ。オレは何も知らないぞ」
「オレはこういう話は苦手だ。サッカーがあればそれでいいから」

 鬼道に補足するつもりで続ける。豪炎寺も鬼道も、そして円堂も結局そこで終わってしまうから、こういう話には戸惑ってしまうのだ。鬼道はともかく、円堂や豪炎寺には見事にサッカーの背中しか見えていない。そこに何を求められているのか不可解で困るのだ。だから豪炎寺には、大げさに騒ぐ円堂の気持ちが分からないでもない。……ここまでだとは思わなかったが。

「だよな!そうだよな豪炎寺!」
「それはそれよ。今実際、返事をしなければならない相手が居るんだから」

 嬉しそうに身を乗り出してきた円堂の勢いは、夏未の一言でばっさり切り捨てられてしまった。鬼道と音無とで苦笑しつつ教室に戻った。

「ら、ラブレター!?誰から!?」

 言ってしまった後に木野はすぐに自分の口元を抑える。それから何故だか夏未に目を遣り、驚いているその顔に更に驚いている。見れば春奈まで同じ顔だ。最早誰が当事者だか分からない。当の本人はただただ気まずそうな顔を崩せずに居るようだ。昼休みがあと十分ほどで終わってしまうからか、廊下は人通りが多い。隅で集まるサッカー部員はそこそこ注目を集めていた。

「それがさ……」
「あっ、いいの、別に無理に言わなくても……」
「安心しろ、こいつは開けてもないぞ。その手紙を」
「ええ!?早く封筒から出して読んで返事しないと!」

 もう今更何も付け加えることの無い正論である。さすがにここまで来て中途半端で居られるほど円堂は柔な性格をしていない。うん、とひとつ。緊張した面持ちでポケットに手を突っ込んだ。少し皺の寄ってしまった、淡い緑色の封筒に目が注がれる。

「もうこうなったら開けなさい!今!」
「無理に見たりしませんから!」
「あんまり騒ぐのも失礼かもしれないよ、円堂くん」
「う……おう」

 軽く左右を確認し、深呼吸をして円堂は封筒に手をかけた。一瞬目が合う。何でここでこっちを見るんだ。ドキリとする。

 便箋を取り出して二つ折りを開く。そしてそのままの体勢で何度か瞬き。

 円堂はぱっと顔を上げた。今度はあからさまに目が合う。

「ごっ……」

 我慢できずに笑いが出てしまった。声を漏らさないようにするが肩が揺れる。開ける前にこちらを見るから、どこかからバレてしまったのかとヒヤヒヤしてしまった。周囲は何が起こったのかも分かっていない様子で、呆然と円堂と豪炎寺を見比べている。

「豪炎寺!!お前!」
「もらったら嬉しいって言っただろ」
「だからそれは、そりゃあ、言ったけど……!」

 円堂の顔が段々赤くなってくるのが、自分でも意地が悪いと思うが面白い。呆然から「然」が取れ始めた周囲の雰囲気には少しばかり罪悪感も沸いたが。ここまで騒ぎになるとは思わなかったのだ。円堂の手から手紙を取り上げる鬼道の手にも力がない。別に見られたって困らない手紙だ。円堂と豪炎寺の名前の間に円堂の背番号が挟まれて書かれている、空白だらけの手紙なのだから。マネージャーたちに覗き込まれる前に、鬼道は円堂に手紙を押し返している。

「結局お前にまんまとやられたということか」

 豪炎寺のいたずらだと分かったマネージャーたちも気の抜けたような脱力状態だ。あなたの冗談は心臓に悪いからやめなさい、などとマネージャーたちに迫られたので、さすがに謝っておく。苦笑と共に解散する女子を見送りながら、豪炎寺たちも教室に入ることにした。そろそろ午後の授業も始まるだろう。

「……豪炎寺」
「豪炎寺っ!」

 鬼道と円堂に悔しそうに名前を呼ばれ、思わず笑顔になってしまった。別にいたずらでも冗談でもない、豪炎寺は本当のことを書いただけである。だから円堂にも差出人の気持ちを大事にして、最高のサッカーを返してほしいところだ。

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