ロータリーのねむり姫 (遊ジャ・パラレル)
休日になればアルバイトに出かける遊星だが、今日は珍しく暦通りの休みだ。新聞配達だけが今日の予定らしい予定だ

休日になればアルバイトに出かける遊星だが、今日は珍しく暦通りの休みだ。新聞配達だけが今日の予定らしい予定だ
「おっ」 釣糸がぴんと引いた。失意の長靴を釣り上げてから数十分。今度こそ魚がかかったか。十代は喜色を隠さず
「遊星。遊星……おい、聞こえてないのか?」 まず寒い、重たい。そう思った。体の側面に冬空に放り出された鉛で
「ジャック、起きろ。朝飯……」 部屋に入るなり目が合った。朝だと言うのに、窓にはブラインドがかかっていて薄
白々しいチャイムの音を聞きながらルーズリーフをファイルに綴じる。広々とした講義室に詰まっていた人間がこぞっ
同じ階の住人というだけで、特に何かがあったわけではなかった。それでも顔を覚えていたのは、店の常連客であるジ
※ 2011-08-21 / SCC関西17 / A5オフ / 28P / 遊ジャ※ Pixiv掲載:&nb
※ 2011-08-21 / SCC関西17 / A5コピー / 20P / 十星風味三遊※ Pixiv掲載
ジャックが「違う」と思い始めたのはいつだったかは分からない。だが、なんとなく仲間内にはその共通認識があって
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