No biggie at all, Anne.

 んん、と鼻にかかった自分の声に意識の端が摘まみ上げられた。ブラインドの隙間から洩れる光はわずかなのに、やたらと煩わしい。眉根が思わず寄った。目をぎゅっと閉じ、はあ、誰にともなく恨みがましいため息を吐 … 続きを読む No biggie at all, Anne.